FX 用語解説

スワップポイントのロールオーバーとは?

FXのスワップポイントとは、トルコやメキシコ、南アフリカのような金利水準がかなり高い通貨を買ったときの「金利差」のことです。

FXのスワップポイントは外資預金につく金利とは仕組みが異なっていることはしっていますか?

仕組みが違うため、注意しなければならない点もあるのです。

スワップポイントにおいて、注意すべき点は3つあります。

注意点の1つ目は、スワップポイントは受け取って利益を得る場合もあれば、支払わなければならない場合もあるので、毎回確認する必要がある。ということです。

金利がほぼゼロの円を売って外資を買う場合でも、近年はそういった「低金利通貨」が増えすぎているので、すべての通貨ペアでスワップポイント(金利を利用した利益)を受け取ることができるとは限らないのです。

ほぼゼロ金利の通貨を売っても、逆にスワップポイントを支払うケースも少なくありません。

取引を行う前に、各国の金融政策には注意しておきましょう。

また、外資同士の通貨ペアでは、それぞれの金利の変動によっては時間が経てばスワップポイントの受け取りと支払いが逆転することもあります。

注意点の2つ目が、スワップポイントは「ロールオーバー」しないと受け取れない点です。

ロールオーバーとは、保有したポジション(決済する前の状態)を翌日以降に持ち越すことを指します。

ロールオーバーはNY市場で行いますが、FX会社によっては前後します。

日本時間の朝6、7時に行われることが多いです。

また、スワップポイントは土日祝日関係なしに、365日発生する利益です。

しかし、スワップポイントが付与されるのは、ロールオーバーしてからになるので、取引成立日の2営業日後です。

これが第3の注意点なのですが、逆にここがFX投資家の「ボーナス」と考えることもできるのです!

スワップポイントはロールオーバー(ポジションを翌日に持ち越すこと)が行われたあとから、付与され始めるので最低でも取引から2営業日はかかります。

かつ、土日祝日365日構わずとも付与されます。

そのため、水曜日から木曜日にかけてロールオーバーした場合には、「金・土・日」の3日分が原則発生します。

日本の祝日だけでなく、各国の祝日によっても変わってくるので、各FX会社が提示している「スワップカレンダー」の確認は怠らないようにしておきましょう!

今回は

・外資預金の金利とスワップポイントでは、全然仕組みが違うこと

・ロールオーバーをまたいで、保有しなくてはスワップポイントを受け取ることができない点

について解説しました!

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